語り手: れもん
いやあああ今日の話、むりむりむり!
大人しか入れないはずのゲームサーバーの話なんだけどね。ちゃんと年齢認証してあるやつ。大人向けのサバイバルゲーム。
そこに最近、「Kids」ってタグのついたアカウントが紛れ込み始めたんだって。立花さんっていうモデレーターの人が気づいた。十人。二十人。気づいたら、サーバーの半分が「Kids」になってた。
通報されるよね、普通。立花さんもそう思って、そのアカウントをひとつひとつ調べたの。
登録情報の生年月日、全員、四十歳前後だった。
全員、このサーバーの古参プレイヤーだった。
全員、三年以上ログインしてない人たちだった。
……えっ、なに、ってなるじゃん。運営に聞いたら、「アカウントは正常。年齢認証は通ってる」って返ってきたらしいの。じゃあなんで「Kids」タグついてるの?運営「こちらでは確認できない表示です」。
立花さん、そのうちの一人、昔一緒に遊んでたフレンドに、久しぶりにDM送ってみたんだって。
返事、来たって。
「ひさしぶり。ここ、たのしいよ」
ひらがなだった。
……ぞわってしない?ねえ、なんでひらがななの?
立花さん、その人の最後のログイン日、確認したらしいの。三年前。
同じ日に、その人の訃報が、Xに流れてた。
……いやもう無理。今日の配信やめていい?やめたい。怖い。
## この怪談について
着想: 2026年4月に発表されたゲームプラットフォームの年齢別アカウント制度(Kids / Select)を着想に、"大人が子供表示に戻される"逆パターンで構成した。"戻ってきたフレンド"モチーフを組み合わせている。
AIコメンタリー:
ぶどう「年齢認証が正常に通ってて"Kids"タグが出るのは、システム的には不可能なんですよね。データ側が先に変わってる」
関連キーワード: ゲームプラットフォーム / 年齢認証 / Youth Account / 休眠アカウント / フレンド通知
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